#12 Team りんどう


親戚の家に帰ってきた そんな温もりを 感じられる場所に


 

個性豊かな9人の女将さんがお出迎え

本業が忙しい時はお休み。麓近くに設置された看板にて、営業を要確認。ちなみに平日も予約があればオープンする。50席以上あり、団体にも対応可能

本業が忙しい時はお休み。麓近くに設置された看板にて、営業を要確認。ちなみに平日も予約があればオープンする。50席以上あり、団体にも対応可能

「氷ノ山後山那岐山国定公園」に指定されている、氷ノ山・鉢伏山。地域には西日本唯一の亜寒帯性湿生植物が残存し、天然記念物イヌワシが生息するなど、まさに自然の宝庫だ。グリーンシーズンには、眺望や植物を楽しみながらの登山、ハイキングや渓谷散策、キャンプなどで大勢の人が訪れる。

その氷ノ山・鉢伏山の麓で民宿を営む女将たち9名で結成した「Teamりんどう」は、新しいことにチャレンジし続ける元気な女性グループだ。 彼女たちが、毎年5月から11月の週末、レストハウス「氷ノ山国際ロッヂ」を使用した、食堂営業を始めて6年目を迎える。

当時、この近辺には休憩できるスポットがなかった。「ここは冬場以外は使用されておらず、もったいないから、ずっと何かしたいと話していたんです。ドライブや登山、山菜採りにきた人がふらっと立ち寄れる憩いの場になればいいなと。それで声をかけて集まったのが、この9名」。そう語るのは、「民宿はつひ」の長村小夜子さん。チームの「連絡係」だ。それぞれ大久保、福定、奈良尾、丹戸と、拠点とする宿のエリアが違うため、顔は知っていてもこれまでは話すこともあまりなかった。それをこのグループの活動がしかと結びつけた。料理のレシピ、漬物の漬け方、もてなし方ひとつまで、互いに影響しあっているとか。「個性はバラバラですけど、地域を活性化したいという思いは同じ。みんな同じ方向を見ていると思います」。

 

氷ノ山から湧き出る水は冷たく、まろやかで口当たりが良い。この水を利用したコーヒーがまた美味しい

氷ノ山から湧き出る水は冷たく、まろやかで口当たりが良い。この水を利用したコーヒーがまた美味しい

地道な活動も楽しみながら氷ノ山の魅力をアピール

運営は、経費として全員から5000円ずつ集め、4万5000円の資本金からスタートした。そこから材料費や光熱費を捻出し、やりくりしている。メニューもみんなで考え、「湧き水コーヒー」など氷ノ山の水の美味しさをアピール。こちらの運営以外にも、イベントにも呼ばれて、名物の鉢伏鍋やコーヒーを販売したり。みなさん女将さんゆえに、料理はお手のものだ。ちなみに女将さんとの会話もご馳走のひとつ。話出したら止まらない(笑)。

「あくまでも、楽しみながらやる。」それが6年間メンバーが欠けることなく長続きしている秘訣だという。「Team りんどうは気のあった仲間。ここに来るのが楽しみ。会えば元気をもらえる」とみんな声を揃える。

実はメンバーのなかでこの地域で育ったのは一人だけ。加古川から嫁いできたという長村さんをはじめ、その多くが養父市以外の出身。結婚を機にこの土地に住み始めた。「ここに来た時は、自然がいっぱいで、水が美味しいし、人柄もいいところだと感じました。それは今も変わらない」。だから、そんな氷ノ山の良さを、訪れる人にもぜひ知ってもらいたい。民宿もここも「親戚の家に帰ってきたような、温かさを持ってお迎えしたいし、お客さんにもリラックスして過ごして欲しいですね」。

 

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Teamりんどう

「朝日屋」「末広屋」「西村屋」「清水屋」「はつひ」「満月」「やねや」「さかや」「のうさぎ」の9軒の民宿の女将が集結して2009年から活動。食堂営業をはじめイベントなどでも氷ノ山の魅力をアピール。 5月連休~11月第2週の土・日・祝営業 7月・8月は休み 午前10時~16時
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氷ノ山国際ロッヂ 兵庫県養父市奈良尾508-7
お問い合わせは、TEL 080-1478-8895(民宿はつひ)

 

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