学生のセンスとアイデアで 養父の魅力を再発見!〈後編〉

 

関わることで愛着が湧いて
「じぶんごと」になっていく

2年目の今年は提案をベースに、アイデアを実行するフェーズに突入。そのひとつとして「日の出通商株式会社食品カンパニー但馬醸造所」(以下、日の出通商)との「商品開発」を選択。しかし商品開発が専門のゼミではなく、学生たちも初めての体験。いくつかの提案のなかから地元企業である八鹿鉄工株式会社のブランドトマト「甘えん坊の赤オニくん」を使い、そこに地元産のにんにくや山椒を合わせた万能ソース「まぜまぜトマト」が選ばれた。

 

阪南大学国際観光学部 国際観光学科 中野莉菜さん

「コンセプトはできても、味が想像つかず悪戦苦闘しました」(中野さん)。「商品だけで養父をイメージしてもらうのが難しかった」と宮田さん。日の出通商の開発担当者も「最初は提案がふわっとしていたので厳しかった。試作品ができたことで、方向性も見えてきたので、ブラッシュアップしていけばいいものができると思います」。

 

天滝もみじ祭に参加し、共同開発した「まぜまぜトマト」とあゆ公園のスモークチキンを合わせたクレープを披露。お祭りに来た人にアンケートを取って感想を聞くことも、大学からの提案で初めて実施。

この商品は「天滝もみじ祭」で披露された。今後の展開としては、学生目線で見たマップを作成するという。撮影してSNSに投稿できるスポットや、サイクリングコースを紹介していく。そのプロセスで人と人をつなげる。まちづくりは、やはり楽しいと思えるかが大事。「楽しそうだから参加させてよ」というこの指止まれ方式でないと継続していかないと和泉さんは語る。「一応3年という期間ですが、まちづくりに終わりはないので、より多くの人に参画してもらい、そのお手伝いをしていきたい」。

このまちで何かできるという気持ちを一人ひとりが持てれば、自然とそういう空気に満ちてくる。学生と地域の人が共に考えた提案が、大屋のまちに大きなうねりをつくりだす。

 

 


 

阪南大学国際観光学部 国際観光学科

1997年に西日本初の国際観光学科として設立、2010年に学部へと昇格し、観光立国・日本の将来を担う人材を数多く輩出。産官民と連携した実践型カリキュラムが特色で、現地に出向き、観光の最前線で作業をおこなうことで「生きた国際観光学」を学ぶ。

 

 

 

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