#20 平松 志門さん


スキー場から 町を盛り上げ、 みんながシアワセに


最大斜度32度の上級者向きから家族やビギナー向きまで、変化に富んだ4つのコースがあるスキー場。人工降雪機やナイターコースを完備し、1日リフト券もリーズナブル。ログハウスやトレーラーハウスはもちろん、ゲレンデ内に温泉まで揃ってる。

自然の中に身を置けるのが
キャンプの醍醐味

ゆったりと流れる時間、大きくかかる虹。これまで見たこともないぐらい、満天の星空。予想もしない景色に出会える。そんな風にいつ訪れても自然のなかで最高の思い出をつくれる施設を目指しているのが「若杉高原おおやキャンプ場・スキー場」だ。スキー施設を生かしたファミリー向けイベントも好評で、入場者数も増加を続けている。昨年は国内最大級のキャンプ場関連サイトの予約件数で西日本1位に輝いた。

こちらで副支配人を務める平松志門さんは生まれも育ちも大屋で、スキー場も子どもの頃から馴染みのある場所。20代で再び訪れたとき、何かが以前と違っていた。一度は入場者の減っていたゲレンデが活気を取り戻していた。「マットジャンプやウォータージャンプがあったり、なにか面白いことがはじまりそうな空気を肌で感じました」。そこでスキー場でアルバイトをはじめ、社員となり、今年で4年目の夏となる。

 

面白そうなところには人が集まる。
楽しさの連鎖がここにある。

社員の平均年齢は30歳と非常に若い。動画が次々更新されるウェブサイトも自分たちで制作。コンテンツを見ると、驚くほどアクティビティが豊富だ。ファミリー層にターゲットを絞ったのも、自分たちがまさにその世代で「何が欲しいかが分かる」というシンプルな理由から。「普通の会社ではできないことをやらせてもらえる」。そう言う平松さん自身さんも、入社3年目で副支配人に抜擢された。「言いたいことが言える風通しの良さがあって。誰でもやりたいと手を上げれてGOサインが出れば、まかせてもらえる。やりがいを感じながら喜んで働ける環境です」。

ここで働く人たちは好きなことを仕事にした。つまり遊びの延長が仕事になった人たち。好きだからアイデアが出る。社内にはそんな、みんなが幸せになれるしくみが自然と構築されている。

 

自分の町の魅力を気づかせてもらえた。

以前お話を聞いた池田専務と樋口支配人はともにこの土地の自然に惹かれてIターンした、いわば「よそもの」。だが彼らが地元の魅力を気づかせてくれた。人気となった「星空ハイキング」はその最たる例だ。一度も大屋を出たことのない平松さんからすれば、「たしかに星はきれいですが、ぼくらは子どもの頃からずっと見てきたもので。星をみるために、わざわざ遠くから来てもらうなんて発想はなかった」。

上司である池田さんはスキー場再建だけではなく、地域全体の活性化を考えている。最初は正直、何言っているんだと思った。しかし行動力を目の当たりにし「純粋さに驚いたと同時に刺激にもなって、ぼくもついて行きたいと思いました」。最後に大屋の魅力について聞いてみた。「自然はもちろんですが、人ですね。ここに関わっている人みんなが優しい。特に年配の方々には教えられることは多くて」。そういう平松さんもほがらかで優しそうだ。雄大な自然は人もまっすぐに、優しくおだやかに育むのかもしれない。(2017年8月発行 YABUiRO Vol.10掲載)


 

若杉高原開発企業組合

30年を超える歴史あるスキー場とキャンプ場の両面からサービスを提案。
本格スキーヤーが利用する夏用スキージャンプ台に、子ども向けジャンプ台を併設以来、
多彩なアクティビティで人気を集めている。
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兵庫県養父市大屋町若杉99-2
TEL 079-669-1576
http://www.ooya-ski.jp/

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