#28 加保坂のミズバショウ

「水芭蕉の花が咲いている」と童謡にも歌われたミズバショウ。日本各地に多数の群落がありますが、その分布の西限は福井県勝山市の取立山とされています。ところがそこから190kmも西で生育しているのが、養父市加保坂のミズバショウです。西日本で唯一の自生地として、加保坂のミズバショウは兵庫県指定文化財の天然記念物にもなりました。大屋と関宮を結ぶ道路の山頂峠の道路に面した位置にある「ミズバショウ公園」では、今年も美しいミズバショウが咲く姿が見られます。

兵庫の最高峰氷ノ山は日本海の厳しい寒気の影響をうける豪雪地帯にあり、氷河期の生き残りとされる北方系の植物がいくつも生育しています。遥か太古から静かに命をつないできたミズバショウは、養父の自然そのものなのです。

 

 

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